イギリスで徒然草(旧・ランカスター日記)

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イギリスにも夏がありました

イギリス北西部ランカスターで過ごした4年間のうち、
一日中良い天気で、長袖やセーターを着なくてもいいくらい暖かかったのは
年間5日あるかないか…という感じで
「あ~またあの、灰色の曇り空と雨ばっかりのどんよりしたイギリスの天気
耐えねばならないのか…」と覚悟して再び渡英してきたのですが。

なんと今年は、イギリス全土で記録的な猛暑らしく、
キラキラ晴れが1か月くらいは続いています。
日によっては、最高気温が30度を超すことも。
なんということでしょう!!
まさかイギリスで、半袖どころかノースリーブを着る日が来ようとは!
サンダルを履く日が来ようとは!!
想像だにしていませんでした!!

下の写真をご覧ください!
この前の週末に遠出して行ってきた、イギリス南西部にある
イギリスのリゾート地と呼ばれるところのビーチです。

DSCN6626.jpg

DSCN6633.jpg


いかがですか。
なんてイギリスらしくない晴れっぷり、リゾートっぷりでしょう!!

さすがに水温はそんなに高くなく(たぶん20度~20度前半)
海水浴まではする気になりませんでしたが、
蘭華はイギリスを見直しました。


そんなわけで、イギリスにも夏があった・・・!ということを
大声でお伝えいたします!!

周りの人に聞いてみると、今年が猛暑ということを除いても
どうやら昔住んでいた北西部より、今住んでいる南東部は暖かいし
晴れ間も多いらしいので、今後期待できそうな感じです。うれしい…!

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仕切り直し・自己紹介(2013年)

こんにちは、蘭華です。

再開するする詐欺していてすみません…。
仕切り直します、&はじめていらしてくださった方への自己紹介のためにも
略歴と近況報告を。

イギリスのランカスター大学(言語学部)へ博士留学(2007年10月-2011年7月)したときの
愚痴日記、兼・生存報告用として始めたブログです。
留学中に知り合ったイギリス人と結婚し、帰国して日本で大学教員になった後、
また2013年4月にイギリスへ戻り、5月から別の大学の研究員として働き始めました。
すごく楽しいです。
日本ラブ!ですが、イギリス永住を視野に入れています。

そんなわけで、またイギリスで日記と生存報告を綴ろうと思います。
住んでいる街はランカスターではなくなりましたが、ハンドルネームは蘭華のままで。

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指導教員として

再開しよう!と思ってまた数か月が経ってしまいました!
そんなに忙しくないはずなのに、なぜか日々がものすごい勢いで過ぎていきます。
日本の大学の仕事も、授業が終わり、成績も出し、入試業務も終わってほっとしています。

また、ランカスターの客員研究員(Visiting Researcher)の仕事も一区切り付きました。
今年度の仕事内容は、ランカスターの通信課程で言語テスト論修士号を取るために
勉強している学生の、いろいろな授業の課題の副査(second marker)と
集中講義担当@香港、そして修士論文指導でした。

授業の最終課題(大体5000語のペーパー)を採点するときに
first markerとsecond markerが二人でつけます。
First markerはその授業の担当者、second markerはその授業内容に
それなりに通じている人が割り当てられます。
大体、ペーパーは毎回20~30人分あり、second markerは必ずしも同じ人である必要はないので
2人いたり、3人で分けたりします。

採点もけっこう大変で、点数だけ出せばいいのではなく、
全体コメントと、詳細コメントを2~3枚の用紙にまとめてフィードバックします。
(ペーパーはWord形式で提出されるので、そのものに「コメント挿入」する人もいます)
なので、さら~っと読んで、「あ、大体このくらいね」というのではなく
かなりきっちり、しっかり読まなくてはなりません。

大変ですが、学生も一生懸命書いたであろう大事な課題ですから、きっちり読みます。
コメントも、「どう書いたらこの人にわかってもらい、次に生かしてもらえるだろうか」
と考えながら、励ましつつ、建設的な批評の文面を考えます。
このあたりは、また別記事で取り上げてみようと思います。

修士論文の指導では、今年は3人の学生を担当しました。
それぞれチェコ、インド、イギリスに居住。私は日本にいるので、
メールとスカイプミーティングを通しての指導です。
みんな言語テスト機関に勤めた経験から、それぞれの問題意識をもってすごく真剣に研究していました。

一人は事情により、締め切りを延ばしたのでまだ指導継続中ですが、
ほかの2人は無事に論文審査も通り、無事修士号取得の予定です。嬉しいものですね。
謝辞のところに、「指導教員の蘭華先生に感謝します」なんて書かれていると
立派な人になった気分…!

今年はほかに、ランカスターが香港で提供している修士プログラムで、集中講義型の
第二言語習得に関する授業もする機会をもらいました。
ランカスターの元指導教員が忙しすぎて、「蘭華なら地理的にも近いし、
都合がついたらやってきてくれないか」との依頼があり。

これもとてもいい経験でした。もちろん、例年使われている授業資料ももらいましたが、
自分が学部・大学院時代にとったノートや新しい文献をひっくり返して勉強し直すいい機会で、
いろいろなことを忘れていたり、説明がうまくできなくて反省したり…
ハードでしたが、学生は現職の英語の先生たちで、みんないい人たちですごくやりやすかったです。

これから、その授業の5000語の課題が提出されてくるので、3月後半はもうひと踏ん張りです。
授業でどれだけのことをうまく伝えられていたか、試される面もあるので、ドキドキしています。

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再開

みなさまご無沙汰しております。
蘭華は元気で、北の大地の冬も無事に越すことができました。

前回のエントリーを書いたのは実に10ヶ月前・・・。
「まだブログはもう少し書きます」と書いておきながら、
もう「ランカスター」日記じゃなくなるし新しいブログにするかな~、でも面倒だな~
パスワードとかこれ以上増えたら覚えらんねー、などと考えているうちに
放置が続いてしまいました。

でも、とりあえずこのブログを再開しようと思います。

今も日本の大学で働いていますが、年末くらいからランカスターでも
教員側の仕事をいろいろやるようになったので、一応まだ
「ランカスター日記」でも在り得るわけだし、日英両方の大学教育の比較をする
記事も書いてみたいと思っています。

またひっそり続けて行きます。
よろしければどうぞ覗いてやってくださいませ。

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留学総括(2)

(1から続いてます)

もちろん、その収穫は、「博論書けた」ということだけによるものではありません。
博論を書くにあたって、取り巻かれた環境から学んだことも本当にたくさん
あります。

そのなかの大きな一つが、共働きで子どもも育てながら
立派に研究キャリアも追求している女性を間近に何人も見られたことですね。
これは、将来に向けて大きな励ましとなりました。

イギリスは産休や育休制度が充実しているし、
男性も女性も定時(17時)でほぼ必ず帰るし、保育所も充実しているし、
日本とはかなり様子が違います。
また、それに伴って男性の家事スキルや育児意識も
ずいぶん進んでいます。
(むしろイギリス女性は料理ができない人が多いとか・・・
それはそれでまた新たな問題が出てくるようです)

究極的には、自分がキャリアを追求できるかどうかは、
たとえば夫も自分も健康で体力があり、自分のマルチタスキング能力が高く、
夫も協力的で、子どもも元気で、通勤に便利なところに保育所があり・・・・・・などの
いろいろな条件がうまく揃わなければかないません。

それはイギリスでも同じことですが、
実際できている人がたくさんいる、
そして彼女たちは人生を楽しんでいる
」という実例を
たくさん見られたことは、「頑張れば私もできるかも」という希望を
持たせてくれました。

もちろん、男女平等を推進し、弱者への社会福祉を充実させてきた裏では、
そのマイナス面も色濃く影を落としています。
女性の権利を守り、女性が1人でも子育てしていけるように
手厚い保護をしてきた反面、生活保護受給のシングルマザー家庭、
十代で妊娠(そして学校教育を全うしない)女子が増加の一途を辿ります。

これは日本の比のみならず、ヨーロッパ内でも類をみない高い比率だそうです。
福祉が充実しているから、男も責任感が薄れているのかもしれません
(1人で妊娠できるわけじゃないのにまったく腹立たしい!!!)。

特に、十代でシングルマザーとなって生活保護を受給している家庭では、
生活保護でずっと育った子どももそれ以外の生活を知らないので、
またシングルマザーや、生活保護に頼る男となり、ネガティブな連鎖に
陥っていくケースが多いようです。

平日の真昼間から、中学生?せいぜい高校1年でしょ?という感じの女の子が
バギーを押して街を歩いている姿を見ると、悲しくなります。
子どもは可愛いだろうけど、あなたにもまだまだ無限の可能性があるのに、と。
しかもそれが日常の光景なのです。
だからイギリスの社会が手放しで礼賛できるとは全く思っていません。

でも私にとっては、日本で感じていた閉塞感から解放してくれた場所でした。
日本では、「博士課程行くの?うわー結婚できないね」などと、
男性に言われることがありました。
学歴が高くなると男性が寄ってこなくなるからだそうで、
そしてそれはおそらく真実なのでしょう。

その点、イギリスでは結婚しない人も多いし、
上記のとおりシングルマザーも普通だし、
長く独身でいても後ろ指を刺されたりしないし、
30,40,50代になっても大学に勉強しに戻ってくる人もたくさんいますし
「え、その年まで学生って一体なにやってんの?しかも女で?
人生どうすんの?」という空気が全然なかったことは
本当に楽でした。

それから、何よりも、「博士課程にいます」と言っても
まったく気にしないどころか、「情熱をもって研究している君がいい」と支えてくれる
イギリス人男性に出会い、結婚に至ったこと。

研究がうまくいかなくて不安定になって泣いても、
病気しても必ずそばにいてくれる人がいるというのは
本当に心強い支えでした。
いやー、マジで夫、GJ!!(笑)

4年前にイギリスにやって来たときは
国際結婚することになるなんて思いも寄りませんでしたし、
3年前に今の夫と出会ったときも
「自分は日本語を話さない人とは絶対に結婚したいと思えるほど
わかりあえないだろうなぁ」と堅く信じていたというのに・・・
人生は本当にわからないものです

4年前、3年前はおろか、1年前に今自分が日本に帰って
大学の教員になっているとも思ってなかったわけですから、
あまりに長期的プランなんて役に立ちませんね。

なので、蘭華は
先のことはわからない!しなやかにしたたかに生き延びる術はただ1つ、
柔軟でいることのみ!

を身上としたいと思います。

なにか大事な決断や選択を迫られることになったら、
たくさん考えて、話して、自分の直感に素直になって、
ベストだと思うものを選ぶ。
そうすれば、後悔することにはならないと思うし、
しても踏ん切りがつくし、何よりも
後悔しないように、その選択が合っていたと言えるように
その後もベストを尽くすことができると思うのです。

これからも精進します。

ありがとう、イギリス。
支えてくれた多くの人たちに深く感謝申し上げて、
留学の総括としたいと思います。


(まだブログはもう少し書くつもりです)

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