イギリスで徒然草(旧・ランカスター日記)

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海外で生活するということ ~腎盂炎までの経過その1

年明けの検査で、もう菌はいないと診断を受けて一安心の蘭華です。
でも胃の許容量は普段よりまだ少なく、疲れやすいのは変わらないので
まだ完璧に全快!というわけではなさそうです。

腎臓を患ったのもそうですが、そのために抗生物質を長期間飲んだせいで
おかしくなった胃と体の回復のほうが大変だったかもしれません。
健康ってありがたいですね。

腎盂炎になったのはもちろん、膀胱炎を患ったこともこれまでなかったので、
外国で、初めて患う深刻な病気になったということ自体が
恐ろしかったです。
生まれて初めて、外国に暮らすことを恐怖しました。

今回、膀胱炎がはかばかしく治らず腎臓までいってしまった原因は、
私とこちらの医院のミスコミュニケーションでした。

イギリスでは、国の提供する医療サービスNHS(National Health System)に
登録していれば、NHS管轄の病院や医院の診察はすべて無料です。
(私立病院ももちろんありますが、これは有料、高額です)
基本的に、留学生は全員NHSに登録することになっているので
留学生でも医療費は無料です。
社会保障番号を持たない人はすべて自費のアメリカとは大きく違うところですね。
こちらでかかるのは、処方箋を薬局に出して薬を買うときの薬代のみ。

ちなみに、薬代も日本のように処方量に比例するのではなく、
「この薬なら、何日分出ても一律○ポンド」と決まっています。
変なシステムだなぁと思いますが・・・


医療費が無料であるかわりに、
近くの医院で特定の医者(かかりつけ医)に予約を入れるとなると
2週間ほど待つのはザラです。

しかし、すべての人が2週間も待てるわけではないので
そういう人のために、「緊急予約」受付があり、
これを利用すると基本的に1~2日のうちに医者にかかれます。
緊急予約では、当然のことながら医院の中でも診てくれる医者を選べず、
医者の予約がとれないときは看護師に診てもらうこともあります。
こちらでは、医院で働く看護師の仕事の範囲が広いといえるでしょう。

私は、11月はじめに膀胱炎の諸症状を呈し始めたとき
この緊急予約を利用し、医者の予約はとれなかったので
まずは看護師にかかりました。
問診と簡単な尿検査のあと、
「まず間違いなく膀胱炎ね」と言われ、
「今医者に伝えて処方箋出してもらってくるから
待っててね」と、抗生物質を3日分処方してもらいました。

この処方システムも「そんなんでいいんだー・・・」と思いましたが

その場では単なる簡易尿検査だけでしたが、結果が出るのに数日かかる
本格的な尿培養の検査で、後日本当に膀胱炎であったことが
裏付けられました。
ちなみに、尿検査に限らず、数日かかる検査結果は、
医院の受付に電話して尋ねることができます。

私はこのことを、便利でいいなぁと思いました。
これがあとで命取りになることにまったく気づかずに。



さて、指示通りに3日間抗生物質を服用しましたが、
残尿感が消えず、「治っていないのでは?」と疑心暗鬼になり、
再度、緊急予約で医者1(インド人、男)にかかって
別の抗生物質を再び処方してもらいました。

このときの簡単な尿検査では何も異常が出なかったため
医者1は「水をたくさん飲んで、尿培養の検査結果が出るまで
様子を見たほうがいいのでは」と
抗生物質を出すのを渋っていましたが
ちょうど次の週末に学会があったので、
「そんなにトイレに頻繁に行けないし、悪化したら困るし
検査結果が出るまで待てない」と主張して
処方箋をゲット。

無事に学会も終わりましたが、まだ残尿感は残っていて
悪化したような感じがしたので、またまた緊急予約で
医者2(イギリス人、女)にかかりました。

不安を相談しましたが、彼女が言うには
前回の培養検査(学会前に出したもの)では
菌は見つからなかった
とのこと。
残尿感は、最初の膀胱炎で尿道がダメージを受けていて
敏感になっているだけかもしれないから、
回はちゃんと培養の検査結果を待ちましょう、と言われました。

指示としては、たくさん水を飲んでたくさんトイレに行くこと。
これはずっとやっていたことでしたが、続けるようにということです。

ただ、検査結果を聞くのも土日をはさむので、もし症状が悪化したら
大変だから、と抗生物質の処方箋だけは出してくれました。
処方箋があれば、土曜日でも開いている薬局に行って
薬を手に入れることができるからです。
念のための措置でした。

このとき、さっさと処方箋を出して抗生物質を飲んでおくべきだったのです。

残尿感はしつこく残っていましたが、とりあえず指示通りに
水をたくさん飲んでトイレに行って、土日を過ごしました。

そして週明けに、医院の受付に電話して
検査結果を聞いたときのことです。

受付嬢は、私の生年月日と名前を聞いて電子カルテを呼び出し、
医者2が書いてくれているはずの検査結果とその後の処置についての
コメントを読みあげてくれます。
そこには、

"She is on the right treatment."

とありました。

えっ?どーいうこと?
菌はいたの?いなかったの?
抗生物質を服用するべきなの?しなくていいの?


受付嬢に聞きますが、「それについては何も書いてありません。」と
言われるだけ。

そこで楽観的な私は考えました。

on the right treatmentなんだから、
たくさん水を飲んでトイレに行ってるってのが正しいってことなんだろう
菌はいなかったんだ
抗生物質は必要ないに違いない、と。

結局、この判断は大間違いだったことが、
後日の激烈な腎盂炎の症状をもって判明します。


この時点で、受付嬢ではなく、電子カルテを正しく読める医者に、
だれでもいいから電話を代わってくれ、と主張するべきだったのです。

(その2に続く)

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| | 2009年01月22日(Thu)01:21 [EDIT]


 
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